京都の生活空間を食べ歩く

京都はとても人気のあるスポットです。CMでの美しい景色を見ると、ついつい京都に行きたくなってしまいます。紅葉の季節は宿を取るにも一苦労なのですが、真冬の今ならばどうでしょうか。友人に誘われ、行ってみることにしました。
京都に着いてすぐにイノダコーヒー本店へ。ミルクと砂糖が入った独特の濃いコーヒーを飲み、ようやく一息。今回の目的は、京都の生活空間に焦点を当てたものだったので、京都を象徴するようなイノダコーヒーは、旅の序曲にピッタリの喫茶店でした。
昼前に錦市場に行きました。東京のアメ横に比べると、道幅も狭くお店の間隔も狭いのですが、それだけに目移りしやすいのも特徴です。珍しい食材、とくに野菜が豊富で、しかも安いことに驚きでした。友人は漬物を熱心に見て歩き、試食で味を確認、いろいろ比べて、よりおいしく、よりお得な漬物を選ぼうと真剣です。他にも魚類専門店やゆばなどの大豆製品専門店、和菓子だけのお店など、狭い空間にたくさんのお店が並んでおり、昼が過ぎたのも忘れて、とうとう端から端まで見て歩いてしまいました。昼食はどうしようかというところで、お惣菜のお店を思い出し、そこで買ったものを公園で食べることにしました。笹の葉寿司、高野豆腐、大根の煮物、ゆばのサラダ、青唐辛子の炒め物を選び、シェアすることに。出汁のきいた薄味がたまらなく美味でした。
夜は先斗町に行き、路地裏にひっそりと佇む洋食店・一養軒へ。大正時代に創業したというこのお店は、主人の丁寧なもてなしと所作のひとつひとつから、まだ洋食が憧れだったころの名残が伝わってきます。オーダーしたのはエビフライ。車エビということで、やや小さめのエビフライが3尾、キャベツやサラダと共にお皿にのって登場。タルタルソースではなく、ウスターソースで食べるのがミソ。懐かしさを感じ、タイムスリップしたかの気分も満喫。こんな洋食店を残しているのもまた、京都のよさではないかと思いました。

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